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a dime a dozen [日誌]

4月2日(土) なぜか若干せわしなくしている。昨日はさくっと帰ってきたが、赤ワインをがぶがぶ飲んで、寝てしまった。そのせいか、今日午前中はぐったり。昼食後になってやっと、カナダの所得税申告の書類を作ったり、図書館行ったり。

夜9時ごろから、泳ぎに行ってきた。500mにしておいた。その後、サウナに入ったり、横になったりして帰ってきた。

表題の言葉は、「ありふれた」ということらしいが、「二束三文」の英語版ということで面白い。

「人はなぜ学歴にこだわるのか」という本 [日誌]

4月3日(日) 昨夜10時過ぎから急に寒くなって、今日も一日、どんよりと寒かった。桜も昨日はよかったが、今日は寒そう。目黒川の人でもちょっと少なめだった(それにしても、目黒川沿いがあんなお祭りになっているとは知らなかった。昔からなの?)。今朝は、久しぶりにジョギングをやり、また、ヨガはパスしたものの、午後1時間半ぐらい散歩(代官山、渋谷)をしたので、調子よし。調子に乗って、図書館で借りてきた上の本(小田嶋隆著)を読む。

ひとつ面白かったのは、テレビで「中卒」を不適切な発言だとして陳謝したことについて、これは、テレビ関係者が中卒の人々を蔑視しているからだという分析。そう判断した人の心の中に、あらかじめ軽侮の感情があったから、それを発言したタレントや、その言葉を投げかけられた相手が何も感じてなくても、かれらは差別を感じ取ってしまったのだという。ということは、タレントたちがなにも感じないということは、彼らは中卒だからと言って差別していないということでもある。

テレビ関係者というのは、今やほぼ100%大卒なんだと。全人口の中では3割ぐらいなんだそうだ(2000年時点)。

彼の高校時代の東大卒の先生の言っていたことは正しいと思う。東大卒の人が能力がなければせめて学歴を持てといったのをとらえて、斜に構えているととらえるのはどういうことかね。東大卒だからそんなこと言えるんだという先入観しかない。それに、「君の成績は大学に行くつもりの成績じゃない」というのは、もっと真摯に勉強しろというのを言葉を変えていっているだけなのに、それを、高校生はつもりと現実の間で苦悩しているのだからもっと励ましてもいいじゃないか、なんて、高校生の時ならともかく40歳にもなればわかれよ、ってことだ。

花見の自粛 [備忘録]

「花見の自粛」に反対する松田公太参議院議員の考え方

建設的な発言だと考える。みんなの党はいかがなものかと思うが、彼の言うことについては同感できることが多い。

節電はすべきだが、自粛する必要はない。ただし、酔っぱらっての乱痴気騒ぎまで認めているわけではない。公の場での乱痴気騒ぎは、自粛するものではなく、本来やってはいけないことだ(自分の家の中で、外に聞こえない範囲でやるのは勝手だ。)。節度を持つことは当然。「花見=乱痴気騒ぎ」という前提だから、被災者に申し訳ないから自粛などという発想になるのではないのか。その前提が間違っている。

SOMEWHERE [日誌]

4月4日(月) 休暇をとり骨休め。この一年ばかりこのような骨休めをしていない。仕事を休んでも他にやることがあって、本人の休みではなかったことばかり。今日は本人の休み。よい天気であるので、朝のジョギング、おちゃなど。

午後から、SOMEWHEREを見に行く。

監督:ソフィア・コッポラ
キャスト:スティーブン・ドーフ (Johnny Marco)
  エル・ファニング (Cleo)
  クリス・ポンティアス (Sammy)
  ベニチオ・デル・トロ (Celebrity)
  ミシェル・モナハン (Rebecca)

クレオには監督自身が投影されており、監督の父親への思いが映し出された映画だともいえる。プライベートな問いから、広く、親子とはなにか、父親とはなにか、生きるということはなにか、という普遍的な問いに広がっていく。製作者は、その答えを一つ一つの日常の積み重ねの中に見出そうとする。だから、この映画はストーリーを追う映画ではない。それぞれのシーンそのものに意味がある。それぞれががとても美しく、いとおしい。思いのこもった、詩のような映画だ。

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True Grit と Never Let Me Go [日誌]

4月17日(日) 運動するか飲むかで家に帰るとくたびれてしまっている日が続いた。そうこうしているうちに桜も散ってしまい、初夏を感じさせる日差しになってきた。日本はやっぱり暑い。

前回も映画を観た記事だったが、この2週間のうちにまた2本映画を観た。「True Grit」と「わたしを離さないで(Never Let Me Go)」。どちらも原作がいいのだと思う。

True Gritは西部劇なので本当の良さは日本人にはわからないのではないだろうか。俳優もばっちりだけど。

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Never let me goはカズオイシグロ原作ということで、これは日本人にもわかる話。とはいえ、きわめてシリアスな話。簡単に言ってしまうと、「すべての人間は死ぬ運命にあるのであり、逃げようとしても逃げられない。だとしたら、運命と正面から対峙すべきなのではないか。」てとこか。主人公たちが淡々と運命を受け入れるところは、日本人好みかもしれない。もっとも、トミーの生への執着があらわれる絶叫シーンがやはりクライマックスというべきだろう。そして最後に、彼らのような運命になくても人はいずれは死ぬのであるということに気づかされる。

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キャリー・マリガンの無表情がとても印象的だった。

春の嵐(日誌) [日誌]

4月19日(火) 不安定な天気で、朝早くに雨が降り(ジョギングを断念)、家を出るころにはやんでいて、昼は晴れ間も見えたのだが、夕方からまた雨が降り出し、帰宅時は肌寒かった。春とはこんなものか。そうこうしているうちに、もうすぐ5月の連休がやってくる。

よく運動をして、元気が出るといわれる食べ物を食べているのだが、その分、飲酒量ももとに戻ってきていて、結局、体の疲労具合は変わらない感じ。スポーツクラブも元が取れる以上に結構通っているのだ。

地震のあとの、ごたごたもあり、気分としてはあまりよろしくない。珍しくこのブログにコメントをもらったのだが、国債は右から左なんだから借りればいいんだよ、という例の主張の方。そこまでは書いてなかったけど、そういう人は、日本にはいいところがあるのだから、外国かぶれみたいなことを言うのはけしからん!ていうんだな。あるいは、地方は戦後都会に対して人材供給をしてきたのだから、もっと地方を見るべきだ、とかね。

愕然として、いよいよ日本にいるのが怖くなる。

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