SSブログ

ヒアアフター [日誌]

2月19日(土) しばらくぶりになったな。さして書くこともなかったし、疲れたしということか。昨夜は久々に会う友人と飲む。10年ぶりだったらしい。思えばずいぶん離れてしまったものだ。あまりにも知らないのでびっくりしたよ。これが現実ということか。飛躍するようだけど、政治家にも期待できなくなったな。特に団塊の世代のみなさん。全員とはいわないが、あの世代のみなさんは全然勉強してないな。小学生のころから全然勉強してない。というか頭使ってないよな。本気で悩んできていない。上っ面だけなんだ。

今日公開の「ヒアアフター」を見てきた。これは一筋縄ではいかない、評価が分かれる映画だと思う。普通に見ようとすると失敗作という評価になるだろう。テーマが即座にはわからないからだ。見る者が補足しなければならないことが多すぎるし、エピソードや登場人物のキャラクターを使いきっていないし、普通の映画であれば最悪の中途半端なわけのわからないエンディングになっている。盛り込もうとしたことが多すぎて生かしきれませんでしたね、欲張りすぎましたね、と思えないこともない。蛇足だが、こういう映画は日本映画によくある。

こういった盛り込みすぎというのは、原作本がある映画によくあることなのだが、しかし、この映画には原作本はなさそう。だとすると、製作者はわざとこんな消化不良映画を作っているわけで、これはちょっと疑ってかかる必要がある。

鍵はあの男の子だ。男の子を中心に据えて見てみると、この話は頼りない男の子が大人への扉を開ける物語であり、ジョージやマリーは狂言回しにすぎないことがわかる。ジョージがどんな手紙を書いたかは問題ではなくて、手紙を書かされたということがポイントなのだ。ジョージの霊能力なんてどっちでもいい。だから、最後にマリーと握手をしたときには何も起こらなかった。

Hereafter310710174454hereafter_1.jpg

あとは、チャールズ・ディケンズ。あれだけ繰り返し出てくるのだから「チャールズ・ディケンズ」が何かを暗示しているはずだが、読んだこともないし、どういうインプリケーションを持つのかわからない。よって、「チャールズ・ディケンズの大ファン」というプロットの意味がわからない。これがわかればもっと深く理解できるのだが。。。竹内康浩先生ならわかるかな。

Charles_Dickens_-_Project_Gutenberg_eText_13103.jpg

いずれにせよ、クリント・イーストウッドとマット・デイモンの組み合わせはいい。音楽もよくて、何も考えずに気持ち良く見られる映画だ。Don't think. Feel.という声が聞こえる感じ。これはブルース・リーか。こちらに、ディケンズやら劇中に使われた音楽やらについて解説している方がいました。

この方はディケンズに詳しい。やはりもとを読まなきゃわからんよね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

Zombielandジョギング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。